６月７日、一般社団法人　送電線建設技術研究会の第６８回定時総会において、「令和６年度　本部賞※１」の表彰式が執り行われ、当社と株式会社安田製作所殿との共同研究である「巻付型ラッピングマシンの開発」が「技術賞※２」を受賞し、当社の技術者３名と㈱安田製作所の技術者１名が表彰されました。

巻付型ラッピングマシンとは、沿岸部（塩害地域）に張られた送電線を老朽化などで撤去する際、撤去前に送電線をテープにより包み込むことで付着した塩分や錆防止のグリスなどが撤去時の振動で大量に落下することを防ぐための工法です。付着物等の落下による周辺地域への環境汚染の防止、また、エンジンなどの動力を使用しない軽量の装置とすることで搭上での施工性および安全性に配慮した機器を開発したことで受賞となりました。

当社はこれからも、積極的に技術開発に努めるとともに、環境にも配慮した機器や工法の開発と研鑽に努めて参ります。

※１　本部賞とは、送電線建設工事に関する調査研究や工事の施工などを通じて技術の向上と発展、工具・工法等の開発改善または安全・教育などに貢献された方を表彰するもの（送電線建設技術研究会　表彰規定（抜粋）より抜粋）

※２　技術賞は、工法、機械、工具、システム等の開発または改良により工事の効率化、品質の向上、作業の安全および環境の改善等に貢献したもの。　（送電線建設技術研究会　技術賞　規定より抜粋）