架空送電技術
マルチコプターによる設備点検 Overhead transmission system check by multicopter
マルチコプターを活用した
点検の特徴
マルチコプターを活用して「確実」かつ「安全」に、全景撮影や災害時状況確認映像の撮影、点検等を行います。
これにより、従来の人力工法と比べて、「確実性」「安全性」の向上を図るとともに、
より効率的な保守、点検、測量などを実現させます。
マルチコプター 資格者
(2022年7月末時点)
- 安全運航管理者
- 7名(全JUIDA認定者)
電力本部、静岡支社、三重支社、長野支社
- 操縦技能者
- 28名(内、JUIDA認定者7名)
電力本部、静岡支社、浜松支店、三重支社、長野支社、松本支店、協力会社
保有機種、機材
施工条件に応じて機種の選定を行い、確実かつ安全な施工を行います。
■保有機種
メーカー | 機種名 | 台数 | 保有箇所 | 備考 |
---|---|---|---|---|
DJI社 | Matrice600 Pro | 2台 | 電力本部 | レーザースキャナによる測量可、光学30倍ズーム,赤外線撮影可 |
Matrice210 RTK | 各1台 | 電力本部 | デュアル下方、単一上方ジンバル、光学30倍ズーム、赤外線撮影可 | |
Matrice300 RTK | ||||
Inspire 1 Pro | 電力本部 | 光学3倍ズーム、赤外線撮影可 | ||
PhantomⅢ Pro | 静岡支社 | |||
PhantomⅣ Pro | 協力会社 | |||
Mavic Pro | 3台 | 電力本部 三重支社 長野支社 |
||
MAVIC2 | 1台 | 電力本部 | ||
Spark | 1台 | 電力本部 | ||
合計 | 9機種 | 12台 | 5事業所 | - |
-
INSPIRE 1 PRO
太陽光設備点検
-
PHANTOMⅢ PRO
空撮全般
-
MAVIC PRO・2・3
空撮、調査全般
-
SPARK・DJ Mini2
訓練、検定
-
MATRICE210 RTK
インフラ設備点検(太陽光設備点検含む)
光学30培ズーム、赤外線カメラ
-
MATRICE600 PRO
延線、測量
レーザースキャナ、延線装置ほか
-
MATRICE300 RTK
インフラ設備点検
光学23培ズーム、赤外線カメラ
■保有機材
機器名 | 保有箇所 | 台数 |
---|---|---|
光学30倍ズームカメラ(DJI ZENMUSE Z30) | 電力本部 | 2台 |
光学3倍ズームカメラ(DJI ZENMUSE Z3) | 各1台 | |
赤外線カメラ(DJI ZENMUSE XT) | ||
赤外線カメラ(DJI ZENMUSE H20T) | ||
レーザースキャナ(GLQ Plus mini Lidar system) |
保有機材の特徴
ズーム撮影
光学30倍(デジタル6倍)カメラにより、離れた位置から撮影が可能
赤外線撮影
各部の過熱状況が赤外線カメラにて撮影が可能
レーザースキャナ
ドローンに搭載したスキャナから照射されたレーザーによって、安全に離れた位置から非接触、ノンプリズムで短時間に大量の点群データが取得でき、「3次元空間の点群座標」が計測できる
国土交通省 許認可取得状況
- 許可承認
- 毎年更新
- 飛行の経路
- 日本全国(地上、水上の人、および物件の安全が確保された場所に限る)
- 許可を受けた飛行
- 家屋の密集している地域の上空での飛行、目視外飛行
- 申請操縦者数
- 29名
- 申請機体
- M600、M210RTK、M300RTK、INSPIRE1、PHANTOMⅢ・Ⅳ、MAVIC、MAVIC2、SPARK 計12台
※1 申請・届出は航空法第132条第1項第2号、第132条の2第1項第6号及び第7号に基づいて実施
※2 地表面(水面含む)からの高度150m以上での飛行については必要の都度申請
主な用途
- インフラ設備点検(昇塔点検などの代替)
- 送配電設備の点検(電線、ケーブル細密点検、電線付属品点検、過熱箇所赤外線点検など)
- 再生可能エネルギー設備の点検(太陽光パネル赤外線点検「ドローンアイ」、風力発電設備点検)
- 壁面(防波堤、橋梁、煙突など)の点検
- 無線基地局、反射板の点検
- 台風など非常災害時の状況確認、映像撮影
- 土砂崩壊、地滑り、基礎不同変位の確認、撮影
- 道路など被害状況の確認、撮影
- その他
- 送電、通信線での延線
- 測量
- 工事記録写真、映像の撮影
新たな取り組み(2019年 8月より)

「ドローン&クラウド ソーラーモジュールIR検査サービス
「ドローンアイ」のネーミング及びロゴと検査画像はエナジー・ソリューションズ株式会社の著作物です。
- 「ドローンアイ」とは
ドローンアイは、太陽光発電所に設置されているソーラーモジュール全数の赤外線検査をドローンで行うサービスです。
ドローン&クラウドのコンビネーションにより、短時間で検査を行い即時に検査報告書を提供します。 - ドローンアイの特長
- 赤外線カメラ搭載ドローンを使用するので、モジュール検査は2MWメガソーラーあたり約15~20分程度で可能です
- 赤外線画像を即座に解析できるので、すぐに現場対応できます
- 事前にドローンの航行経路を設定し、検査時は自動航行で赤外線撮影を行いますので、安全な飛行を実現します
- SSLデータ送受信により、セキュアなシステムを実現します
- 定期的にモジュール検査を実施いただくため、リーズナブルな検査コストを実現します
- 検査結果は全てデータセンターに保存しますので、いつでも履歴を確認することができます
① 短時間で検査,その場で検査結果を確認し対応が可能
② 自動航行による安全,安心なドローン検査を実施
③ リーズナブルな検査コストで検査結果をクラウドに保存
- ドローンアイシステム構成
- ドローンアイで検出できる異常
発電維持,損失防止には、定期検査による異常箇所の早期発見と対応、先々を見据えた対策が重要です。
ドローンアイなら、人間ドックのレントゲン検査のように精密検査を必要とする箇所を検出できます。 - ひと目でモジュールの状況が把握できる検査報告書
- お申込みから報告までの流れ
- 現場での検査手順
施工例
紹介VTR
自動航行によるソーラーパネル点検
赤外線カメラ点検