塗装技術
送電鉄塔塗装における
無飛散ネット工法Painting technology
送電鉄塔塗装における
無飛散ネット工法
近年、住宅密集地や交通道路の拡大、さらには地域住民の環境問題への関心の高まりなど、
送電鉄塔を取り巻く環境が変化するなか、不織布を挟み込んだ3層構造の無飛散ネット「こぼさネット」を用いて、
塗料を飛散させることなく、電力会社などの送電鉄塔を高品質に塗装します。
送電鉄塔塗装における
無飛散ネット工法の特徴
- 1
- ネットと不織布から構成する無飛散ネット「こぼさネット」により、塗料の飛散を防ぎ、トラブルリスクの軽減を図ります。
- 2
- 「こぼさネット」は風のみを通すフィルター構造で、従来の飛散防止シートより風の影響を軽減できます。
- 3
- 地上付着防護や二重ネットの設置に要する労力の軽減を図ります。
施工風景
「こぼさネット」の構造
塗料を一切こぼすことなく、瞬時に「こぼさネット」が塗料を吸着
「こぼさネット」の仕様
多様な「鉄塔環境」に最適なサイズ・仕様で製作できます。
連結部から塗料が飛散しないよう「かぶせ式(ベロ付き)」
かぶせ式(ベロ付き)
代表サイズ
こぼさネット仕様
総重量 | 代表サイズ 5m×10m(4辺ベロ付): 20kg/枚 |
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「こぼさネット」の施工事例
特徴
通常使用時
鉄塔外側に風の透過性の良いグリーンネットを設置することで、「こぼさネット」の膨らみを抑制し、送電線への接触を防ぎます。
作業終了後、こぼさネットをカーテン上に開閉し、固縛することにより、労力・作業時間の削減を図ります。
全面養生
塗料の飛散など作業環境下に影響を及ぼすことなく、塗装を実施します。
作業場の粉じん対策
作業場の粉じん対策として、集塵装置を設置することで、作業環境改善を図ります。