地中送電技術

コンクリート構造物部分補強
(カーボン・レジン工法)Partial reinforcement

カーボンとレジンコンクリートを
組み合わせて経年劣化が進んだ
マンホールを部分補強する工法

経年劣化が進んだマンホールのコンクリート強度診断を行い、鉄筋より引張り強度を持つ炭素繊維板とレジンコンクリートを
強度上の弱点部に貼り付け、荷重による強度不足の改善を図る“コンクリート構造物部分補強工法”です。
従来の経年マンホールの劣化補修は、費用のかかる作り替え(築造替え)や鋼製セグメント内部補強工法が主流のなか、
軽微な劣化マンホールの補修は、掘削を必要としない「カーボン・レジン工法」の採用により、大幅に工事費を削減できます。

マンホールの内側からの補強状況

炭素繊維板
炭素繊維板
鉄筋以上の引張り強度を持つ炭素繊維板で補強
レンジブロック
レジンブロック
予めブロック状にしたレジンコンクリート部材で補強

レジンコンクリートとは、一般的なコンクリートに変えて、合成樹脂(液状レジン)によって、骨材や充填材を練り混ぜて固めた材料です。(圧縮強度がコンクリートの4倍)

コンクリート構造物部分補強の特徴

1
軽量の材料で、施工性に優れた工法です。
2
施工が一日で完了します。(コスト削減)
3
高強度、高弾性の炭素繊維版を使用するため、鉄筋補強と同様の効果が得られます。
4
既設ケーブルの入線箇所で施工ができ、施工後のマンホール内空有効容量に変化が生じません。
5
掘削などが必要なく、手作業だけで施工できることから、交通規制も最小限で周辺環境に配慮した工法です。

経年マンホール保守技術の開発

一般社団法人日本電気協会の
澁澤賞を受賞

2010年11月3日、中部電力(株)と連名で
「経年マンホール保守技術の開発」
として、
一般社団法人日本電気協会の澁澤賞を受賞。

マンホールの概要

マンホールの概要
施工前応力・施工後応力

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