技術コンサルタント部技術
豪雨時の斜面崩壊危険度予測の開発Consultant technology
豪雨時の斜面崩壊危険度予測
豪雨により斜面が崩壊する時刻や形状、崩壊の危険度が高いすべり面の推定を精密に行う「豪雨時の斜面崩壊危険度予測」を開発しました。
斜面の安定性評価から対策の立案まで一貫したサポートで、電力設備への被害を未然に防止します。
豪雨時の斜面崩壊危険度予測の特徴
- 1
- 斜面の崩壊する時刻や形状を精度よく得ることが可能
- 2
- 最も危険なすべり面を推定することが可能


降雨時の地盤の浸透流解析(飽和-不飽和)を実施し、その水圧分布を剛塑性FEMに取り込み、斜面安定解析を実施することで、豪雨時の斜面の安定性評価を行うことができます。さらに、斜面の安定性評価の結果をもとに、斜面崩壊の対策工法の検討ができます。
解析例
降雨強度の違いにより斜面内の水の飽和度分布に差が生じ、斜面の崩壊する時刻や形状が異なることがわかります。
(降雨強度が大きいほど、斜面崩壊までの時間が短い)
解析モデル

解析に用いたパラメータ
条件 | 設定値 |
---|---|
斜面角度(α) | 45° |
粘着力(c) | 0.5kN/m2 |
内部摩擦角(φ) | 24° |
降雨強度(R) | 20, 50, 100mm/h |

特徴
安全率の経時変化

斜面崩壊に至るまでの時間
