架空送電技術
TPU工法TPU method
電線を取付けたまま鉄塔を
高上げする工法
市街地や山間部で工事敷地を確保することなく、電線地上高の確保を実現する工法です。
電線を取付けたまま高上げすることにより、線路停止時間の短縮にも貢献できる工法です。
TPU工法の特徴
- 1
- 平地・山地を問わず片継脚のある鉄塔への適用が可能です。
- 2
- 電力線・地線を取り付けたまま、活線状態での高上げが可能です。
- 3
- 既設の鉄塔、鉄塔基礎を有効利用できます。
- 4
- 鉄塔敷地の用地買い増しが不要な工法です。
TPU工法の装置


TPU工法の作業フローと適用条件
TPU高上げステップ図(例)

適用条件
設計条件 | TPU工法 |
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鉄塔規模 | 154kV以下・4回線以下 |
荷重径間 | 300m程度 |
せり上げ可能垂直荷重 | 32t(CT36)/45t(CT45) |
許容水平角度 | 0~3° |
鉄塔根開き | 4m以上 |
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片継ぎ鉄塔適用 | 施工可 |
基礎工事 | 既設基礎裕度内は不要 |
高上げ量 | 10m程度 |
作業効率(せり上げ) | 3日/10m |